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昭和30年代後半に開発された、閑静な住宅地
60代後半のご夫婦のためのお住まいです 28坪の平屋 まさに“庵”もしくは“草庵”を結ぶという表現が、ぴたりとあてはまります 鴨長明の時代には4畳半程度(方丈)ですみましたが、現代はやはり28坪ほど必要です 既存の庭を生かしながら、1/12勾配の緩いスロープがアプローチです ![]() 南面した庭側には深い軒(1.5m)を出し 縁側は大引を片持梁にして宙に浮かせています ![]() 玄関を入ると、吹寄せの格子戸 勝手口・キッチンエリアとの柔らかな結界です ![]() 見上げると、木構造が現しになっています 大工さんの技術の高さをうかがい知る事ができます ![]() 天窓からやさしい明かりを採り、光天井の廊下をつくっています 日本家屋の「家の真ん中が暗い」という問題を解決しています 照明が仕込んであるので、夜も光天井でありつづけます ![]() 居間まで続く光天井 柱と梁は地松(国産アカマツ)をちょうながけしたものです ![]() 居間の向こうには、また明るい庭があらわれます ![]() 何の衒いもありませんが、熟考された 静かな、静かな、大人の家です 「普請のために、各地から集められた材料たちは その土地の水と空気に触れ 住み手に毎日よく手を入れられ 糠床のごとく、醗酵していくのです」 大島健二
「江戸の祭りは下谷から」というように
下谷神社例大祭についで、浅草の三社祭がありました 五月二十日、ごったがえす浅草の街「浅草の家」の御様子をうかがいに ![]() 御神輿をかつぎに出られていて、当然お留守のようでしたが 三社祭のちょうちんが、なんともOCM建築とマッチしています 多大な困難と、御散財を乗り越えてできた家…… 建築家として、ホッとする瞬間です
3階には茶室があるので、その“いざない”として日本的な空間になっています
床と天井は杉材です 床にはキヌカという米糠由来の自然オイルを塗っています ![]() 障子を開け、吹抜け越しにテラスを見遣ります ![]() 吹抜けを3段超えて、テラスへ ![]() テラス デッキ材は、木粉60%入りの樹脂性です ![]()
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