カテゴリ:「六日町の古民家」( 5 )

 「六日町の古民家」it's just a first impression

[最初のスケッチ]
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f0230666_18464298.jpg脳みその中にあるものをはきだしてみること

目と耳から脳へ

2日間、脳で浅漬け

そして、脳から手へ

手から鉛筆へ

鉛筆から紙へ

紙から電子情報へ
by ocm2000 | 2010-06-10 18:51 | 「六日町の古民家」 | Trackback | Comments(0)

 「六日町の古民家」context

[敷地の文脈]東京から2時間
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新潟県南部、南魚沼市に位置する一集落
広がる田園風景のむこうに、八海山を望む

豪雪地帯であり、冬は一日に90cmも積もることも
各民家には、そのための配慮がなされている

・雪を落とさない陸屋根無落雪
・屋根に融雪設備(散水など)を備える
・敷地に十分な余裕がある場合は、急勾配屋根で落雪させる
・敷地に余裕がない場合は、一階をRC造とし、その上に木造をのせる
・古い民家は、屋根に乗って雪落としをしていたので、逆に屋根勾配が緩い
by ocm2000 | 2010-06-09 13:16 | 「六日町の古民家」 | Trackback | Comments(0)

 「六日町の古民家」the original condition of the outside

[外部の現況]昭和元年竣工、築86年の民家
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3mもの積雪があるので、平屋だが軒高は5m弱になる
よって“蔵”のようなプロポーション
雪が直接外壁に触れる部分は下見板張り、上部は漆喰塗りの真壁

※本来は切妻屋根だが、一方向に落雪させるため、近年片流れに改変されている
 本体構造には影響なし



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軒桁に「渡り腮(わたりあご)」の仕口によって架けられた「出し梁」
その上に「出し桁」をもうけた「せがい造り」である
軒の出は短いが、耐積雪から生まれた架構
軒桁と出し桁の間が軒天井で塞がれているのが意匠的に興味深い

基礎は無く、礎石に直接土台が渡されている
積雪時には全く雪に埋もれているが、土台は全く腐っていない
「貫」でがっちりと固められた上屋に対して、地震時にはこの礎石の上を建物が滑り
ある種の免震効果を生み出しているのではないかと考えられる
by ocm2000 | 2010-06-09 13:16 | 「六日町の古民家」 | Trackback | Comments(0)

 「六日町の古民家」survey

[現況実測平面図]

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通し柱、管柱は5寸角(150mm弱)
二本の大黒柱は6寸角(180mm角)、交互に大梁を支えている
「一間」は1835mmから1915mmまでり、規則性はみつけられない




[現況実測断面図]

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柱、梁ともすべて地場のスギ材
「軒桁」の上に「棟」に至る「出し桁」があるので、いわゆる「軒高さ」はどこになるのか……
by ocm2000 | 2010-06-09 13:14 | 「六日町の古民家」 | Trackback | Comments(0)

 「六日町の古民家」the original condition of the inside

[内部の現況]
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丸太大梁が二本、元口は直径350φ以上、長さは8mを超え
12畳(3間×2間)と15畳(3間×2.5間)の無柱空間をつくりだしている

丸太に直接竿縁天井が張られているところも興味深い



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簡素な床の間、構造材である床柱に「筍目(たけのこめ)」があるので
当初からの造作であると考えられる
by ocm2000 | 2010-06-09 11:40 | 「六日町の古民家」 | Trackback | Comments(0)