カテゴリ:「聖蹟桜ヶ丘の家」( 10 )

「聖蹟桜ヶ丘の家」アプローチ・玄関・居間


f0230666_1542252.jpg昭和30年代後半に開発された、閑静な住宅地
60代後半のご夫婦のためのお住まいです

28坪の平屋
まさに“庵”もしくは“草庵”を結ぶという表現が
ぴたりとあてはまります

鴨長明の時代には4畳半程度(方丈)ですみましたが
現代はやはり28坪ほど必要です




f0230666_15132357.jpg既存の庭を生かしながら
1/12勾配の緩いスロープがアプローチです



f0230666_1325265.jpg南面した庭側には深い軒(1.5m)を出し
縁側は大引を片持梁にして宙に浮かせています



f0230666_13265330.jpg玄関を入ると、吹寄せの格子戸
勝手口・キッチンエリアとの柔らかな結界です



f0230666_1327172.jpg見上げると、木構造が現しになっています
大工さんの技術の高さをうかがい知る事ができます



f0230666_13273831.jpg天窓からやさしい明かりを採り、光天井の廊下をつくっています
日本家屋の「家の真ん中が暗い」という問題を解決しています

照明が仕込んであるので、夜も光天井でありつづけます




f0230666_1328395.jpg居間まで続く光天井
柱と梁は地松(国産アカマツ)をちょうながけしたものです



f0230666_13282759.jpg居間の向こうには、また明るい庭があらわれます


何の衒いもありませんが、熟考された
静かな、静かな、大人の家です

「普請のために、各地から集められた材料たちは
 その土地の水と空気に触れ
 住み手に毎日よく手を入れられ
 糠床のごとく、醗酵していくのです」 大島健二
by ocm2000 | 2012-05-26 14:07 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」雪見障子

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季節によって、天気によって、時間帯によって
庭との関係を、自由に変化させます

本当に雪の降った日に、みてみたいものです
by ocm2000 | 2012-05-25 09:37 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」 site & plan

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●概 要
竣  工:平成24(2012)年5月
所  在:東京都多摩市
地  域:第一種低層住居専用地域、法22条
敷地面積:267.81㎡(81.01坪)
建築面積:103.00㎡(31.15坪)
延床面積:92.74㎡(28.05坪)
 1 階 :92.74㎡(28.05坪) 
 建蔽率:38.46% <40%
 容積率:34.62% <80%
構  造:木造

●主な外部仕上げ
屋根  -ジンカリウム鋼板
壁   -モルタル/ジョリパット吹付
建具  -アルミサッシュ・ペアガラス

●主な内部仕上げ
天井  -ビニルクロス
壁   -せっこうプラスター左官塗
床   -ウォールナット無垢材フローリング

●主な設備 
太陽光発電:シャープ単結晶
オール電化

●構造設計:S−cube/担当:星野氏
●施  工:高政工務店/担当:田中氏
●設計時の家族構成/60代夫婦
by ocm2000 | 2012-05-24 15:00 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」屋根工事

四面勾配の違う、入母屋
ずいぶん棟梁を泣かせましたが、やっと屋根のカタチがあらわれました
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大きな屋根のデメリットは、「家の中央が暗くなること」です
棟の北側にトップライトを設け、光の井戸をつくり、暗さを解消します
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南側
1.5mも出ている、OCMではおなじみの深い軒の出
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桜ヶ丘って地名だから、やはり桜がすごいのでしょうか
毎週現場に行くのが楽しみです
by ocm2000 | 2012-03-28 10:06 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」上棟

曇天、小雨、極寒
しかし建築の仕事、暑かろうが寒かろうが関係ありません
粛々と進行します

地松の柱の上に、重たい地松の梁を架けます
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その上に束をたて
午過ぎには棟が上がりました
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無事建て方終了
建て主さんからいただいた引き出物のお酒を
職人さんたちと一緒に少しいただきました
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建築家は冷えきった体を温めるため、銭湯と熱燗
安堵感から早々に床につき
13時間くらい眠ったそうな……
by ocm2000 | 2012-02-07 13:06 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」地松

長野県は松本の製材所から、地松の写真が送られてきました
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左が梁、中右は柱として使用します
地松とは国産材の松のことで、建材としては概ね赤松をさします
そう松茸の生える“奴”です

本来は“曲がった材が欲しいとき”に赤松を使いますが
今回は無理を言って“できるだけまっすぐな地松”を用意していただきました

丸太ではなく、両脇を平行に製材し(たいこ、という)
他の部分を手斧(チョウナ)がけにして、少々の野趣を残しています

建物は平屋です、つまり2階からの荷重がありません、瓦でもありません
そんなときに米松より比重の重たい地松の梁が、家の中心で
軸組架構全体を引き締めるのではないか、と考えています
by ocm2000 | 2012-01-27 19:08 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」基礎配筋

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延べ床面積28坪
決して大きくはない住宅ですが
平屋なので基礎も28坪、巨大です

しかし、シンプルに効率よく設計をしているので、配筋も明解です

木童の方がお越しになられていたので
使用する国産赤松材(地松)などの仕様や納まりについて打合せ
by ocm2000 | 2012-01-07 10:49 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」地業

「地業」と書いて“ぢぎょう”とか“ちぎょう”と読みます
基礎は建物を支え、地業はその基礎がのる地盤づくりのことをいいます
まるで遺跡の発掘現場のようです
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あとは配筋をして、年内の作業は終わりです
by ocm2000 | 2011-12-27 13:19 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」地鎮祭

大安吉日、快晴「聖蹟桜ヶ丘の家」の地鎮祭です
気持ちが引き締まります
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平屋の28坪なので、地縄を張るととても大きく感じます

敷地は何度も訪れているが、まだ多摩地区随一の近代建築旧多摩聖蹟記念館にも行っていない
今度行ってみよう……
by ocm2000 | 2011-12-07 16:51 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)

「聖蹟桜ヶ丘の家」

「聖蹟桜ヶ丘の家」2011.4~

基本設計がスタートしました 木造平屋、28坪の住宅です
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by ocm2000 | 2011-05-11 10:30 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」 | Trackback | Comments(0)