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教え子のこと(1)

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10年ばかし、デザイン専門学校のようなところで
インテリアと“ケンチク”を教えていました(非常勤講師)

数年前の教え子、西山徹君から、葉書をもらいました
めでたく、インテリアデザイナーとして、独立です
まだ、二十代半ばです、大したものです

彼は、東京の学校に通いながら、その後師と仰ぐことになる
京都の辻村久信氏のところに弟子入り(バイト)しました

二十歳そこそこの若者は
なかなか学校に来る時間も少なくなりましたが
そんな根性のある若者と久しぶりに会ったので
「ええで、やるだけやったらええやん、そやけど、卒業設計だけは、がっつり、濃いもの、出せや……」と彼に
学校側は(いかがなものか……必要なのは“出・席・数”)と……

もちろん、すばらしい案を製作し、卒業しました

いつの時代もそんなもの

僕も、高校一年生の時に「建築学科に進みたい」と先生に述べると
その、赤みがかった「蟹工船」ばかりを生徒に読ませる国語の先生は
「やめときなさい、今は不景気だから」w

20代の西山君曰く
「デザインは五感より先に本質で感じとれるコトだと思います」

教え子から教えられるコトも、もちろん、ある
by ocm2000 | 2012-01-23 21:35 | □新K2日記
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