「聖蹟桜ヶ丘の家」地松

長野県は松本の製材所から、地松の写真が送られてきました
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左が梁、中右は柱として使用します
地松とは国産材の松のことで、建材としては概ね赤松をさします
そう松茸の生える“奴”です

本来は“曲がった材が欲しいとき”に赤松を使いますが
今回は無理を言って“できるだけまっすぐな地松”を用意していただきました

丸太ではなく、両脇を平行に製材し(たいこ、という)
他の部分を手斧(チョウナ)がけにして、少々の野趣を残しています

建物は平屋です、つまり2階からの荷重がありません、瓦でもありません
そんなときに米松より比重の重たい地松の梁が、家の中心で
軸組架構全体を引き締めるのではないか、と考えています
by ocm2000 | 2012-01-27 19:08 | 「聖蹟桜ヶ丘の家」
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