「浅草の家」茶室


f0230666_194221.jpgこれは「浅草の家」“平三畳丸畳広間切り”の茶室です(?)

いろいろ研究した結果、そういうことになったものの
検索してみたら、そんな言葉、OCMのブログにしか出てきません(笑)

果たして、そんなにオリジナリティーが高いのでしょうか?

平三畳とは、畳を三枚平行に並べること
丸畳とは畳の一畳のこと
広間切りとは、炉の切り方で
四畳半や広間(8畳)の時と同じ炉の切り方であるということ

さて、そうするに至った典拠とは……

建て主さんが浅草寺のお茶の教室に通ってらっしゃる
普段はご使用されていないようですが、そこには「天祐庵」というお茶室があり……
それは「表千家不審庵」の写しである……
本家は「平三畳台目台目切り」

されども一般の方々はほとんどが四畳半か八畳広間で茶席をもたれることが多い……
ならば、と不審庵のプロポーション(広さ高さの比例)をそなえつつも
実質的に使える茶室を……ということで、相成りました



f0230666_19103668.jpg「練習用に……」と依頼され、限られた面積
本家の床の間がある位置に、床の間を穿つ事はできません
そこで押板に竹釘を一本打ち
“織部床”という考え方にしています

お軸がかかっていなくても、その床の間が認知できるように……
本来床の間たるところに腰張りなきことは存じ候らえども
あえてここは、腰張りを曲線にカットし……

忌諱に触れつつ、新しいものを生み出す
そろそろ「守破離」の“破”くらいには到達せねば




f0230666_20355021.jpg見返れば、本家のにじり口ではなく、貴人口的な引違いの入口

左側を開ければ、階段上部の吹抜け
ガラスの板を一枚渡し、もう一つの床の間が生まれます
“浮き床”“光り床”と名付けています

本家で床の間があった部分には、明かり障子(雪見障子)を入れています

3階にある茶室
階段を上がってくる時に、見上げた浮き床
茶会のおわりに「襖をあけてくださいませんか」と亭主が……
すると、ぱっと明るくなり
もう一度韻を踏んだように、浮き床があらわれる……




茶の湯の世界にはこういう言葉があります
「茶の楽しみは、亭主8割客2割」

いい言葉です
by ocm2000 | 2012-04-30 21:14 | 「浅草の家」 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 建主 at 2012-06-23 07:15 x
茶室は無限の宇宙空間なのです
茶室ではみな果てしなく自由なのですよ
素晴らしい空間ありがとうございます

Commented by ocm2000 at 2012-08-30 20:16
ありがとうございます!
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