「千束の家」中間検査

立春らしからぬ厳冬と小雨の中
検査機関の中間検査を受け、無事合格です

銀色に光る床は、デッキプレートと呼ばれるもので
そこにコンクリートを打って床ができあがります
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通常デッキプレートは梁の上に乗せますが、今回は梁の中に差し込んでいます
天井高さは高く、階高さは低く、梁型は室内にみせたくない……
そのために、ちょっと凝ったことをしています


赤い防錆塗料の塗られていない部分は、鉄骨を生地のまま使った階段
階段は「不燃材でつくるべし」という規定があるだけなので、防錆塗料は不要です
ここに踏板の木材、格子の間にガラスブロックが入ります
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鉄、ガラス、木材……それぞれをネイキッドな状態で使う
それがOCMの指向性でもあります
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できてみれば全く図面通りですが……
ここまでには鉄骨業者、建設会社とかなりの打合せが必要でした

後は鋭いエッジ部分を落としたり、シルバーの部分にタッチアップの黒染め塗料を塗ったり
防さびの蜜蝋ワックスを塗ったりして、徐々に仕上げていきます

OCM一級建築士事務所 大島健二 台東区浅草橋5−19−7 
by ocm2000 | 2014-02-04 19:29 | 「千束の家/二世帯」
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