ＯＣＭ一級建築士事務所

「鵠沼海岸の家」外観

施主の趣味はサーフィン
「毎日海に出たい……」そんな気持ちが高まり
ここ湘南の鵠沼海岸に移り住むことになりました

強い日射しと潮気を帯びた風、そして巻き上がる砂……

そういった厳しい環境条件の中、屋根＝天井は構造材を力強く現し
真南にむかってめくれたような形状（変形ＨＰシェル構造）とし
光と風をたっぷりと感じられるようにしました。




木製扉部分はボートハウス風の納戸です　　　　　　　　　　　　　　オリジナルデザインのステンレス引手

「鵠沼海岸の家」玄関土間・階段

両開きの玄関扉から繋がる玄関土間　　　　　　　　　　　　　　　　全ネジボルトによる吊り階段
サーフボードの手入れをしたり、靴をみがいたり　　　　　　　　　　見た目は華奢ですが、全く揺れません
生活のアクティビティーが広がります

「鵠沼海岸の家」ＬＤＫ

リビングに差し込む、冬の朝日です　　　　　　　　　　　　　　　　宙に浮いた壁面収納がリビングをすっきりとみせます



対面で半島型のキッチン、奥行きは90cmあります　　　　　　　　　テラス、壁をしっかりと立ち上げ、プライバシーを確保します

二人のキッチン「鵠沼海岸の家」

二人のキッチン「鵠沼海岸の家」

□カタチ：対面／半島型
□大きさ：幅2.56m　奥行90cm
□高　さ：84cm
□コンロ：ガス／RINNAI/RD640STS
□シンク：幅85cm　奥行45cm　深さ20cm
□食洗機：Miele
□水　栓：grohe／Minta
□レンジフード：製作
□面　材：ポリ合板
□床　材：ナラ無垢材／ワトコオイル塗り



竣工時の写真です


手前隅は、炊飯器置き場
蒸気がでるので、移動可能なワゴンにしています


階段脇の壁に埋め込まれたテレビ
他の穴にはスピーカーなどが入ります


細長いワンフロアーのLDKです
４０代、夫婦二人の住まいです


90cmの奥行きがあるカウンター
配膳台というよりも、朝ご飯や晩酌のスペースです



晩酌のようですね



設計者の大島も、一品つくらさせていただきます


夜のくつろぎ、ダンラン
インターネット社会になった今
逆にテレビはみんなで楽しめる、貴重な“窓からみえる風景”となりました


朝です
柔らかい光の中、生ジュースをつくってくれています



キッチンには、人の動きと食材や料理の変化があります
つまり、風景です
その“風景”を設計しています

□彩りのあるキッチン
□家族みんなのキッチン
■二人のキッチン
□角のとれたキッチン
□コンパクトなキッチン
□大きなアイランドキッチン

「鵠沼海岸の家」収納

リビングの壁面収納は使い勝手の良い奥行き45cm　　　　　　　　　中身がすべて見えるということは大事です



玄関脇の納戸、自転車やサーフボードや掃除道具など　　　　　　洗面脇の収納は一枚扉がオススメ




延べ床面積２６坪の決して大きくない住まいですが
収納をたっぷりと設けることによってより快適な生活が可能になります

適所に適切な奥行きの収納を散りばめることが重要です

「鵠沼海岸の家」site & plan

●概　要
竣　　工：平成17(2005)年11月
所　　在：神奈川県藤沢市
地　　域：第一種低層住居専用地域
敷地面積：115.00㎡（34.78坪）
建築面積：56.64㎡（17.13坪）
延床面積：86.83㎡（26.26坪）
　1　階 ：43.43㎡（13.13坪）　
　2　階 ：41.36㎡（12.51坪）
　容積率：75.50%　＜80％
　建蔽率：49.25%　＜50%
構　　造／木造在来工法

●主な外部仕上げ
屋根　　-ガルバリウム鋼板立ハゼ葺
壁　　　-ガルバリウム鋼板サイディング
建具　　-アルミサッシュ・ペアガラス

●主な内部仕上げ
天井　　-エマルジョン塗装
壁　　　-エマルジョン塗装
床　　　-ナラ無垢材フローリング

●施工　-真利建築／担当伊東氏
●坪単価　-68万円／坪（税別）

「鵠沼海岸の家」動画です